中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

私流生き方(123)

(123) 身体障害者への思いやり 当時、この校舎には下肢に重い障害を持つ生徒が二人いました。 この二人の入学に際しては、連携校の職員組合が反対したという いきさつがありました。重い障害者を入学させることで発生する かもしれないトラブルを危惧し…

週刊誌を読まなくなった

以前は、毎週何冊かの週刊誌を買って読んでいた。 しかし、最近では週刊誌をほとんど読んだことがない。 どうしてなのだろうかと考えると、まず週刊誌の内容がつまらない からだと思う。 週刊誌の内容をつまらないと思うのは、本当に内容が悪くなった からな…

この歳になるまで生きてみろ!

タイトルは忘れたが、最近見たドラマの中のセリフだったように 記憶している。 50過ぎの兄が病気持ちの弟に「50を過ぎたら、あちこちが痛くなったり いろいろあって大変なんだ。お前も俺の歳まで生きたらわかるだろう」と、 励ますシーンだった。 50歳…

私流生き方(122)

(122) (中学校での) 不登校児たち 私の学校には、中学校時代に登校拒否をしていたという生徒たちが 毎年二、三十名ほど入学してきます。中学時代、一日も出席できな かったという生徒から、毎年三分の一は休んでいたという生徒まで さまざまな生徒が…

たかが書、されど書。

いま、日本がん楽会の第4回美術展に向けて「書」の作品を書いている。 これまでの3回とは違って今回は楷書を書いている。 書をやっている人はよくご存じだろうが、今日の漢字の書体は篆書、隷書、 楷書、行書、草書の五種類に大きく分けられます。それに古…

私流生き方(121)

以前に紹介しました第一期生の黒川さんから次のような メールをいただきました。 とても嬉しいメールなので紹介させてもらいます。 学園のブログは、笑いあり涙ありで、懐かしくまた楽しく読ませていただいており ます。しかし先生はよく覚えていますね。 野…

私流生き方(120)

(120) 大事件の発生 地域のリーダーたちの会合に呼び出されてから半年ほど経ったある日、 大事件が起きました。いつまでも大事件と語り継がれるほどの騒ぎで した。 その日の前日、近くの板宿駅で、ある公立高校の生徒と私たちの学校 の生徒が「メンチ…

人生の目的に近づくには

若い人たちに「人生の目的を持て」とか「持っているか」などと 聴く人が多い。 しかし、自分の若い時のことを考えると、目的を持っていたのかどうかも 思いだせない。 たぶん、目的どころか、その日をどう過ごすかだけで精いっぱいだった 様に思う。その日を…

私流生き方(119)

(119) ホームルームでの話し合い 私は、思い切ったことをやることにしました。生徒だけでなく教師 に対しても刺激を与え、落ち着いて物事を考えさせようと考えて、 一週間ぶっ通しのホームルームを実行したのです。授業をやらず、 次のようなテーマで話…

あなたは「がん」になりたいか

多くの人は、自分はがんに罹らないと思っている。 2人に1人が罹るといっても信じようともしない。 罹りたくないと思うからだろうが、自分だけはかからないと思い 込みたいという気持ちが働くのだろう。 喫煙をする人だけならいいが、受動喫煙によってがん…

あなたはがんを「想定」していますか?

想定外という言葉に強い拒否感を感じる方が多いのは嬉しいことだ。 しかし、自分のことになると、意外と気がつかないのようだ。 がんは2人に1人が罹ることを知っている人は増えたが、それでも 自分には関係ないと思っている人が大半だ。 そして「告知」を…

「想定外」は言わないようにしてほしい

倉敷のトンネル事故で、またしても「想定外」だったと工事会社 の責任者が言った。 もういい加減にしてほしいと思う。海底にトンネルを掘るというのに 地盤調査もしていなかったなどと言うのは問題外であっても、事故は 想定外とは言えないはずだ。 事故のた…

私流生き方(118)

(118) 新入生と学校周囲の理解 新しい一年生(第2期生)たちはというと、彼らは新任教師たちの 予想をはるかに上回るほど多動で、多様な行動をしたのです。 面接の時も一時間という長い間を耐えることができましたし、入学式は、 予行練習もないぶっけ…

やる気のある人に支援が集まる

現在発売中の月刊「文芸春秋」(2月号)に建築家・安藤忠雄さんと イタリア在住の作家・塩野七海さんの対談が掲載されている。 安藤さんたちが東日本大震災で親を失った子供たちを支援する目的で 立ち上げた「柿・桃育英会」について」書かれている。すでに…

旅の思い出(12)JAニュース新聞2月号

JAニュース新聞 2012年2月号 「旅の思い出あれこれ」(12) 連載 第25回 六甲庵独り言 旅の思い出あれこれ(その12) イギリス、アイルランド⑴ 連合王国 イギリスとアイルランドとの関係については、本紙で2000年に 「差別問題」を取り上げる際に…

私流生き方(117)

(117) ヨーロッパ旅行 一期生が一年生の時、生徒たちから「修学旅行はどこへ行くんや?」 と聞かれたので、 「君達がアルバイトして貯めたお金で行くのだったら、ヨーロッパでも 連れて行ってあげる」 「理事長、それほんまやな。約束やで」ということ…

自動車・家電はなぜ負けっぱなしなのか

自動車各社の決算もひどいが、家電各社に至ってはもっとひどいものに なっている。パナソニックが7800億円の赤字。ジャープは2900億円の赤字。 ソニーは2500億円の赤字とかつてない苦境に立たされている。 昨年の北日本大震災やタイの水害など沢山の事情があ…

旅の思い出(11)JAニュース紙連載中

JAニュース紙 2012年1月号 「旅の思い出あれこれ」(11) 連載 第24回 六甲庵独り言 旅の想い出(11) パリ(フランス)(その2) 修学旅行の引率をした時もスケジュールの最後がパリだった。 例によって、生徒たちには自由行動を旨としているので心配が…

私流生き方(116)

(116) 編入生中元君のこと その二年生に、編入生が加わることになりました。彼の名は中元君。 中学校当時は「番長」としてなかなかのものであったらしい。岡山の 全寮制の高校に進み、二年生に進級していたのですが、心機一転やり 直したいと言うのです…

第4回美術展(がん患者・家族・遺族・医療者・支援者)

日本がん楽会(にほん・がんらっかい)では、毎年1回美術展を 開催しています。 がん患者・家族・遺族・医療者・支援者の作品が出展されます。 今年は第4回目を迎えますが、出展に参加された方、会場に観に こられた方たちに、毎回大きな感動を与えていま…