以前から問題になってはいるが、正確な数字が見えてこないものに
「超過死亡」という言葉がある。
新型コロナウイルスの感染が拡大した3、4月の東京都内の死者数が
過去5年の平均死者数を1481人上回る「超過死亡」を出していることが
分かった。5月はどうなのか??まだデーターが出ていない。
今年の3,4月は平成11年以降で最多を記録した。 過去の死者数の
傾向から算出した「超過死亡」は新型コロナウイルスが原因とみられる
「コロナ関連死」をあぶり出す数値として欧州や米国を中心とした各国で
注目を集めている。
数万人単位の超過死亡を記録している国もあり、新型コロナが猛威を
振るった東京都内でも、PCR検査不足によって死者数が過小評価されて
いる可能性もあるそうだ。 米ニューヨーク市保健当局が5月に発表した
論文によると、新型コロナの感染が拡大した3月からの約2カ月で死亡した
3万2107人のうち、2万4172人が超過死亡とされた。 うち約1万8879
人は新型コロナ関連の死者数だが、論文は残る5293人についても直接、
間接に新型コロナが影響した可能性があると分析した。英国内では3月7日~
5月1日に4万6380人の超過死亡が報告されており、英国立統計局も新型
コロナが死者数を押し上げている可能性に言及している。
また、ドイツ、フランスなどでの超過死亡を算出している欧州の研究プロジェクト
「ユーロ・モモ」によると、欧州24カ国・地域では3月から5月末までの間に17万
2400人の超過死亡が見られ、そのうち15万7400人が65歳以上の高齢者
だったという。 英紙フィナンシャル・タイムズは世界各国の過去数年の平均の
週ごとの死者数と今年の死者数を比べる方法で各国の数値を比較。南米で
超過死亡が急増していることを明らかにしている。
超過死亡者数はデーター的に分かっても、正確に「新型コロナ死」として
計算することができない。 ただ・・推測として世界的に注目されている。
日本の「新型コロナ死亡者」約900人だが、多分1100人ぐらいになるの
ではということだ。 致死率計算の観点からも注目されいるのだ。