正直に言って、わたしは今の中国が好きになれない。
中華思想丸出しの拡大主義は脅威でしかない。
しかし、もともと中国は中華思想が中心の国でもある。
21世紀になっても、その主義を貫こうとするところが
恐ろしい国だ。
別の視点から中国をみてみる。
先ほど書いたドラマ「武則天」は、中国で視聴率1位なのだ。
歴史 大作でもある。
の時代だと思うと、当時の中国が世界一の大国だったと言っても
言い過ぎではないだろう。
中国の文化と比較できるのはエジプトぐらいではないだろうか。
でも、今のエジプトは、ご存じのような体たらくだ。
いまも世界の中にあってトップでありたいという中国の思いは、
歴史のないアメリカなんぞに負けていられるか・・という強い
思いの表れなのだろう。
トランプ氏は強いアメリカの再現を目指している。中国は我こそ
という思いであろう。
そんなことを思いながら、ドラマを楽しんでいる。
でも、このドラマは面白くて、凄い。大道具、小道具をみている
だけでも楽しい。飛鳥の壁画のことなどを思い出しながら、その
時代の中国をみるというのも楽しみだ。