中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

中国と英国のドラマが面白い

  最近はNHKでイギリス制作のドラマが多くなっている。
 最初はイギリス独特のねっとり感がアメリカドラマとは
 違っていて違和感があったが、慣れてくるにしたがって、
 ドラマの制作姿勢がきちんとしているのに感心している。
 12月4日からは、ダウントン・アビーのシーズン5が始まる。
 シーズン5から観てもストーリーが分かるものか、どうなのかは
 別として、このドラマには観るべきものが多い。
 まず、ドラマは20世紀初頭であることが私には興味深い。
 英国貴族の邸宅“ダウントン・アビー”を舞台に巻き起こる、
 伯爵一家と使用人たちの生々しい愛憎劇や複雑な人間ドラマ
 を時代設定に忠実に描き、細部までに本格的に再現された
 衣裳や調度品が創り出す世界観が人々を魅了し世界中で
 大きな支持を得ているようだ。
  もう一つ、中国で視聴率ナンバーワンのドラマ「武則天
 最高によくできている。
  国史上唯一の女帝・武則天則天武后)の生涯を描いた
 歴史 大作がついに日本初放送されている。
 ドラマを観ながら、中国史を紐解いている。中国の長い歴史の
 中にあって唯一の女帝であった武則天が生きた時代は、日本で
 言えば、飛鳥時代奈良時代という計算になる。
 日本から遣唐使が中国に行っていた唐の時代である。
 武則天が滅びる頃、中国の内情が悪くなっているという
 ことを理由に菅原道真遣唐使を中止したのだった。
 そういう時代にあって、当時の中国がどんなようであったかを
 ドラマで知る機会でもあって面白い。