高齢になってから自分探しをすることはほとんどないとは思うけど、
若いころには「自分探し」ということを考えることは多いのではないでしょうか。
なにが自分探しになって、なにが自分探しにならないのかもわからないままに
とりあえず旅に出てみよう・・と思う人が多いにちがいない。
それが中学生の頃なのか高校生になってからか、大学生になってからなのか
あるいは社会人になってからなのか・・人によってさまざまだとおもうが、それで
よいのではないだろうか。
早い時期ほどよいというものではないし、歳をくってからでは遅すぎるという
ものでもない。 もちろんここでは自分探しのテーマをどうするのかということも
無視できない。 自分探しのテーマがちゃんと決まっているのなら、自分探しとは
言わないかもしれない。 ともかく旅にでて、なにかに気づければラッキーという
程度で出かけるのではないだろうか。
このお盆休みに、どこかの誰かが自分探しをやっているのかもしれない。
ものを使って東京から日本海側へでて、下関を通り、瀬戸内を通って大阪ー
東京という旅をしたことがある。 夏だったので野宿がほとんどだった。
時間表(今のようにスマホという便利なものだない時代だから)を片手に乗り
継ぎを研究しながら、なるべく多くの駅に下車し、周囲を1~2時間かけて歩き、
次の列車で次の駅に向かうという日々だった。 そこで自分探しができたのかと
いうと、できなかったようにはおもうが、 それぞれの街にはそれぞれの雰囲気
があり、言葉があり、狭い日本にもさまざまな文化の違いのあることを肌で感じ
とったことはその後の私の生き方に影響を与えてくれたように思っている。
自分の目で見て感じる・・これは、今も私が心がけていることでもある。