中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

知らないことが多すぎて、面白いのかも

 知らないことが多すぎて、自分がいかに知らな過ぎるかを思い知らされる。
変な書き方で哲学みたいになってしまった。
 本を読んでいて、強い関心を持つと、そちらの分野の本を読みたくなり、今度は
その本から別の分野に興味を持って本を集めてしまう・・・と言うようなことをして、
最近の40年間は・そうしてきた。
 ところが昨日の毎日新聞の「余録」を読んでいて、そうだったの?と思うことがあった。
正岡子規夏目漱石が友人だったという話は有名だが、子規が書いた文章の中に
漱石は我々が平生喰らう所の米が此の苗の実であることを知らなかったという
ことである」 東京の漱石の近所の田に植えてある稲の苗が米だとは知らなかった
ことを式が驚いている・・ということなのだが・・。
 都会育ちと田舎育ちの違いの差と言うものはいまでも大きいのだろうか。
私はすでに地下鉄があった大阪で生まれ、戦争が始まる年に淡路島の祖父母の
所で育てられたので、大都会も田舎もしっている。
 妻は福井県小浜の奥の里で育ったので、5歳違うが田舎の自然についての話なら
よく合う。  虫も草も木々の幹や葉も記憶の中にある。 そうか・・漱石は稲のことも
知らなかったのか・・初めて知って驚きでもあるし、なるほど・・と思ったりしている。