山田洋次監督の映画「故郷」を観た。
顔ぶれの映画だった。
瀬戸内海の小島で石船で石材を運ぶ井川、倍賞夫婦の物語だった。
終盤に近く、井川が言う「大きなものに負けてみんな島を離れてしまう
というが、おおきなもんとはなんのことじゃ?おおきなもんに巻かれて
島を離れて暮らさにゃいけんとは、どういうことかの・・・」と。
そうだった、みんな大きなものに負けたりまかれたりして故郷を捨てて
都会へと出て行った。 冬は暖かいし夏も涼しく、魚がいっぱいある島を
捨てて出ていくのは??と。
「大きなもん」とは何かと山田洋次監督は問うている。
そうじゃ、おおきなもんとは「資本」であり「権力」じゃ。
今日の佐川喚問で「権力」の恐ろしさ、強さを目の当たりにした。