中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

映画「故郷」をみた。「おおきなものってなんだ?」

 山田洋次監督の映画「故郷」を観た。
 倍賞千恵子、井川比佐志、渥美清など寅さんシリーズでおなじみの
 顔ぶれの映画だった。
 瀬戸内海の小島で石船で石材を運ぶ井川、倍賞夫婦の物語だった。
 終盤に近く、井川が言う「大きなものに負けてみんな島を離れてしまう
 というが、おおきなもんとはなんのことじゃ?おおきなもんに巻かれて
 島を離れて暮らさにゃいけんとは、どういうことかの・・・」と。
  そうだった、みんな大きなものに負けたりまかれたりして故郷を捨てて
 都会へと出て行った。 冬は暖かいし夏も涼しく、魚がいっぱいある島を
 捨てて出ていくのは??と。
  「大きなもん」とは何かと山田洋次監督は問うている。
 そうじゃ、おおきなもんとは「資本」であり「権力」じゃ。
 今日の佐川喚問で「権力」の恐ろしさ、強さを目の当たりにした。