中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

宗教は世界を救えるのか

 今夜はクリスマスイヴ。キリストが誕生した前夜だと言われている。
実際には少しのずれがある。
 以前にも書いたが、ユダヤ教のバージョンアップがキリスト教で、
キリスト教のバージョンアップがイスラム教なのだ。
 エルサレムイスラエルの首都と認めるかどうかで大変な騒ぎと
なっているのも、この三つの宗教の「聖地」が同じ場所だからだ。
三つの宗教はどれも「一神教」で、ほかの宗教は絶対に認めないという
立場をとっている。だが兄弟宗教でもある。
 あれほど争っているのに、聖書を否定していない。基本中の基本が
聖書だからだ。お互いにバージョアアップした方のものが正しいと主張
しているが、聖書は否定していない。
 それでも一神教である限り、他を認めない限り、世界に平和なんて
絶対に来ない。これが現実であり、事実なのだ。
 人間が科学を極めるほどに人類の滅亡に近づくという皮肉なことになって
いる。つまり、人間は欲望の塊であり、欲望のために自らを滅ぼすのだ。
 世界中のどの宗教も戦争をなくせない。戦いをなくせない。それは歴史が
証明している。キリスト教も、ユダヤ教も、イスラム教も、仏教も、神道も、
ヒンズー教も、世界中にある何百万もの宗教のどれも、世界を救えない。
 許し合えない限り、世界を救えない。 こんな真面目なことを書いてしまった。