今日の毎日新聞に「高速道路の逆走」予防のために高齢者への
教育が必要・・と書いてあった。
なにがなんでも高齢者のせいにする記者がいる。こういうタイプの記者は
社会を広く観ることができないようだ。
こういうタイプの人が教師になると、ちょっと問題のある生徒は直ぐに悪者に
されてしまうだろう。生徒のことを知ろうともせず、「こうあるべき」という観念で
物事をみてしまう。
私は外国に長い間暮らしたが、最近のことは知らない。少なくとも日本の
ように高齢者から免許を取り上げてしまえ!という感じの乱暴な論議は出ていない
だろう。
私は全部で約15年あまりの外国生活をし、毎日高速道路を走っていたが、
逆走問題などきいたこともない。逆走なんてできない構造にになっていた。
絶対ということは言えないが・・欧米の高速道路でも逆走問題が起こっているの
かしら?
先日、若い人が逆走して大事故になっていたが、あの時の映像を観ていて、これは
欠陥だと思った。何の欠陥か??標識の欠陥だ。
日本の高速道路は(一般道もだが)標識の見直しをすべきだと考えている。
適切ではない。標識も掲示場所もである。私は30年ほど前に一旦停止違反で
検挙されたが認めず書類送検された。
検事の聞き取り調査にいき、私の主張を述べた。後日検事に呼ばれていくと、
「あなたのおっしゃる通りです。すでに掲示場所も変更してありますから確認して
おいてください。それにしても、書類送検されるまで頑張らずサインしていれば
良かったのに、あなたはプライドの高い方ですね」と言われたので、プライドで
生きていますと答えて二人で大笑いしたことがある。 もちろん罰金も何も科せ
られない。標識を変更するのは大変でも、掲示場所や大きさを見直すのは
直ぐにできるはずなのだ。
標識のありよう、大きさ、掲示場所の適正化などをしっかり見つめなおさないで
高齢者だけを目の敵のようにする記者に物申したい。