中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

読書で微笑みが

我が家のトイレは「読書室」でもある。
なにしろ明るい。電球が2個あるが、1個は真上にあるので
本が読み易い。
 いま妻は山崎豊子さんの「約束の海」を読んでいる。私は
村上春樹さんの「雨天炎天」を読んでいる。
 雨天炎天はギリシャとトルコの旅行記ともいるものだが、
旅した先は俗にいう名所旧跡でもなく観光地と言えるところ
でもない。
 それなのに・・なぜか惹かれる。淡々と書いてあるのに拘わらず
面白いのだ。 数ページ程度を読んで立ち上がって、正面にある
鏡の中に写ったわが顔を見ると、満足そうな、微笑んでいるような
顔なのだ。
 いい感じの顔をしているな・・と思う。「雨天炎天」がそれだけ
楽しませてくれる本だということなのだ。