中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

歴史は自分で学ばなければ役立たない

 学校で学んだか、学んでなかったか・・なんていう問題は
論外で、特に歴史については学校で教えるものは爪の垢ほどもない。
だから歴史と言うものは、日々のニュースの中で世界の動静を知ることから
始まり、さまざまな分野の本に書かれていることから学び取っていくのが
よい。
史書なんていう分野の本よりは、対談やエッセイなどに歴史の面白さが
書かれている。司馬遼太郎さんの対談ものはすべてと言ってよいほど歴史について
述べられているし対談ものも歴史と関わりのあるものが多い。
私はいま村上春樹さんの「雨天炎天」を読んでいるが、トルコ、イラク、イラン
などのクルド人問題が出てくる。世界でただ一つ、自分の国を持たないのがクルド人
だが、「雨天炎天」が書かれたのは28年前だが、28年後のいまもクルド問題は
まったくと言ってよいほど変化していない。
 司馬遼太郎さんの「アメリカ素描」「オランダ紀行」「アイルランド紀行」などの
紀行文も歴史で溢れているし「街道をゆく」43巻を読めば日本の歴史に詳しくなる。
エッセイや対談や小説の中にも歴史がいっぱい入っている。
 だが・・本を読まない人は「歴史に疎い」と言っても言い過ぎではない。だって、
歴史を知る機会を持っていないと同じなのだから。
 金正恩朝鮮労働党委員長は「恥辱的な韓国併合条約」が発効した1910年
8月29日から107年に当たる29日に「日本人を驚がくさせる大胆な作戦計画」を
立て、日本上空を通過するミサイル発射を承認したという。日韓併合という、朝鮮の
人たち(韓国も含めて)にとって、史上最悪の歴史的の日を忘れるはずがない。
 ドイツは日本以上にひどいことをやってきたが、戦後処理が上手であったので
いまやEUを取り仕切る立場を得ている。戦後処理をごまかしてきた日本は、アジア
諸国から敬われることはないように思う。
 こんなことを書いても、最後まで読んでくださる人は何人いるのだろう?
そう思いながらも、だれもが真正面を向いて生きていてほしいと願ってやまない
御爺さんなのです。