「がん」は、人類の敵だと言われています。
人生設計を大きく狂わせてしまう恐ろしい病でもあります。
それゆえに、「がん」の話から耳をそむけ、眼をそむける人も
少なくありません。
一方で、「がん」について学んでおこうと考えておられる方々も
います。
問題は、その学び方になると私は考えています。
「がん」の本を検索すれば、たくさんの本があることを知るでしょう。
お一人で10冊、20冊も書いておられる医師もいます。
そういう本をたくさん読んで「がん」を知ろうと思っても、それでは
正しいがん知識にはなりません。
それでも、多くの方は、そういう本を読み漁って「がん知識」を得ようよ
しています。
なにごともそうですが、ハウツーものの本には真実はありません。
ハウツーものを書いている著者だけが儲かっているというのが実情です。
手短に、手早く・・「がん」を学んでおこうというのはやめましょうね。
「がん」は、それほど簡単に分かる病気ではありません。
厳しいことを言うようですが、開業医の90%は、がんについての
知識を持っているとは思えないのです。
病院の医師の90%も、がんのことを知りません。
嘘だと思いますか?? それが本当なのです。
「がん」を正しく知らないと、わけのわからない特効薬的なインチキ
なものを買う羽目になります。
長くなりましたので、次回はどんな本を読めがいいのかについて
書くことにしましょう。