中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

読書週間でにちなんで、今読んでいる本

 昨日は「生き方と読書」の形で書き、思い切って古い著書の

吉川英治さんの「鳴門秘帳」「宮本武蔵」を推薦しました。

でも、昨日の文化庁の調査などをみていると、上記の本は若い

人たちには読みにくいのかなと思ったりします。

 私は勝手に師匠と決めている司馬遼太郎さんの「坂の上の雲

など多くの小説やエッセイ、対談などの著作を大推薦したい

ところですが・・。 本との出会いって結構「縁」もあるようで。

妻などは宮本輝さんの大フアンです。わたしも好きではありますが、

「流転の海」9巻を別として、人生を感じるほどではありません。

若いころから読書を通して、「やる気」が充電できたように思って

いるのです。充電をしておかないと、いざという時に役に立たない。

自分とはかけ離れた存在のような方々とお会いしても、充電さえ

しっかりしておけば困るようなことは全くありませんでした。

 むかしむかし・・と言うほど古い本でタイトルは定かに覚えて

いませんが、「文化的生活のために」のようなものがありました。

ハウツー本ではありません。ちゃんとした本です。ハウツー本は

私は「本」の中には含めていませんから。 その本の中で、読書

のあとに、かならず感想など、なんでもいいから記述する癖を

付けるようにと書かれていました。読みっぱなしではなにも残ら

ないと仰るのです。それを実践しました。分からない漢字や熟語も

必ず辞書で確認することにしていました。若いころのそのような

習慣がいまも身についている気がしています。

 私の場合は人一倍に好奇心が旺盛すぎて、読書もついつい幅が

拡がっていく癖があります。いいのか悪いのか分かりません。

がん患者と多く接触するようになってから、がん関連本を多読

するのではなく、分子生物学、タンパク質、細胞、病理学など

を多読するようになりました。 最近、自分の文体ってあるのか

どうかが気になって「文体チェック」をやってみますと、ある

文章は浅田次郎さんに87%似ている。(あなたの先生は浅田次郎

さんです)とか阿刀田高さんに88%似ています、あなたの先生は

阿刀田さんです・・とか診断されます。 ところが私は浅田さんは

大好きでよく読んでいますが、阿刀田さんの本を読んだことがない。

妻に訊くと、「以前は本棚に沢山あったけど、私が頼んで読んでい

たけど、あなたは読んでいなかったみたいね」という。 そこで、

またまた好奇心がわいてきた。検索してみると私と1歳違い。

ところが人気があるようで本が高い。中古本も結構な値がする。

推理本のようなものは読みたくないし・・と・・「旧約聖書

知っていますか」「新約聖書を知っていますか」「言葉遊び」

の三冊をかった。旧約も新約も型ぐるしい文章ではない。

この三冊を読んで、どこが私の文体と似ているのかを知ってみたい。

好奇心が旺盛なのはいいが、この歳になると読書も疲れる。だから

こうして発信をすることを心掛けてはいるが、入力も体力がいる。

こうして楽しんでおられるだけ、私は幸せなのだと思っている。

  ここまで書いて「診断」をかけてみた。その結果はなんと・なんと

江戸川乱歩84%、海野十三83%、阿刀田高81,2%と出た。

文章評価は 少し柔らかすぎるといわれるのだが。

  評価項目 評価とコメント
1 文章の読みやすさ C 適切
2 文章の硬さ D 文章が柔かい
3 文章の表現力 A とても表現力豊か
4 文章の個性 A とても個性的