これまでもよく書いてきたことだが、読書はことのほか大切だと思います。
読書があまり好きではない人も、何かの機会に読書を初めてはいかがでしょうか。
本を読むのが苦手という人は、最初の読書でつまずいたものと思います。
知らない字が出てきて読みにくいとか、文章がわかりにくいとかで本の面白さを
理解できずに、本から遠ざかった人もいるでしょう。
また、どういう本から読み始めたらよいのかわからないという質問もよく受けます。
人それぞれ、感じ方も違うでしょうから、一概には言えませんが、まあ、なんでも
手当たり次第に読んでくださいというほかありません。
本にもレベルがあって、理解しやすい本と、理解しにくい本があります。
無理をしないで、自分が理解しやすいものから取り掛かるのがよいでしょう。
本をよく読む人と読まない人の違いは、天と地ほどの違いがあるといっても
過言ではありません。ぜひ、様々なジャンルの本を1冊でも多く読みましょう。
私が本の虫になったのは15歳を過ぎていましたから、とても遅いほうだと
思います。農家の我が家には「家のひかり」という月刊?雑誌しかありませんでした。
本棚どころか、本さえない、周囲の人は誰も本を読んでいないありさまでした。
それでも近所では唯一軒、新聞を購入していましたが、配達ではなく、私が学校の
帰りに新聞販売所に立ち寄って持ち帰っていました。
そういう状態でしたから、新聞は隅から隅までと言っても、当時の新聞は1-ページも
ありません。小説というものも、新聞に連載されているものを読んだのが最初でした。
自分で本を買い、読むようになったのは15歳を過ぎていたように思います。
20歳代は、生きることに精いっぱい、その日を生きるのに精いっぱいでしたから、
ような純文学ものばかり読んでいました。いわゆる文学青年気取りだったわけです。
30歳代になってたくさんの本を読むようになりました。あらゆるジャンルの本を読み
ました。
知らない漢字や熟語は飛ばさないで、必ず辞書で調べて確実に頭に記憶させて
いました。今でも漢字や熟語の知識は多いほうだと自負しています。
丁寧に調べ上げて書く作者のものを好むようになりました。これらの作家のものは
ほぼ全部読んでいるでしょう。この3人だけでも何百冊になるでしょうか。
文体的には、宮本輝さんのものも大好きですね。次回には最近読んだものを書いて
みましょう。