はっきり言ってしまうと、ゼネコンほどあくどいものはない。
世の中には、いろいろあくどい業種があって、昔はデパートが
「白昼の強盗」などと揶揄された時期もあった。
私は、ゼネコンと銀行が2大あくどい職業だと、かねてから
思っている。
これも、縦割り行政と同じく、そのあくどさを経験したもので
ないと理解できないのかもしれない。
東京五輪においてはゼネコンの稼ぎ場であるだけに、彼らは
この機会を逃さずに稼ごうと思っているだろう。
巨額を巨額だと思わない彼らの体質から、五輪予算はどんどん
膨らむ。
国立競技場問題の時に、森・元首相が「たかが・・・」と発言
したように、五輪関係者もゼネコン体質に置かされているに
違いない。
下請け企業が、ずっと下層にまで至る建設業界では、甘い汁を
吸っているのはゼネコンだけである。
巨費を投じなくても五輪開催ができる道を、都民も考えなければ
ならないのではないかと思う。