中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

新治療法に明かりが見える

新型コロナウイルス感染症の治療はなかなか難しく、これ迄の一年半の間、医療者はいかにして患者を救うかに苦慮してきた。

まだ特効薬と言えるほどの医薬品は見つかっていないが、それでも様々なタイミングでの救済医療が見つかってきているのではないかと、素人目だが感じている。

その1つ目は、抗体カクテルの点滴だ。

感染して日が浅く高熱に苦しんでいる患者には、よく効くそうだ。

私の知り合いも、この治療で早く回復し、仕事に戻れた。

新たに、カクテルにしないで、単独の抗体薬も認可されている。そちらの実績はこれからの治療で判明するだろう。

私が注目しているのは、「ネーザルハイフロー治療」である。

中等症から重症になる一歩手前の患者は、死の一歩手前にいると言って良い。

どんどん呼吸が困難になって行くと、人工呼吸を受けることになるが、人工呼吸の場合は全身麻酔を伴う。

このレベルの患者には全身麻酔も危険なのだ。

この状態の患者に、ネーザルハイフロー治療を行うと、人口呼吸に移行しないで治療ができるという。

鼻から、加湿、加温した酸素100%を1分間40リットルを送り込むことによって肺を再生させ人工呼吸器に移らせることなく治療ができるという事だ。

すでに多くの実績が積まれているということで、

重症化を防いでいるようだ。

試行錯誤しながら、医療者の努力で多くの治療法が出てくることを願っているし、その結果は他の病気の医療にも生きてくると思っている。