スパーコンピューター「富岳」が世界一になったとか・・日本の
ハイテク技術の高いことを誇る記事や番組が多いので、日本人は
日本は凄い国だと思い込んでしまっているふしがある。
しかし、ハイテクとは別に通信技術の社会実装力が問題だ。
我々庶民に役立つもの、いまのコロナ禍の時にこそ役立つアプリ
に至っては後進国としか言いようがない。コロナ禍で苦しんでいる
人を救うための支援金が3か月経っても受けられていない人が
たくさんいるなんで・・・いったいこの国は何をしているのか?
ドイツでは申請に2分間、銀行口座への振り国が2日間だったという。
この大きな違いはどこから来ているのか? 例えば台湾では、マスク
購入時に個人識別用のICチップのついた健康保険証を示すだけで
購入できるシステムを作った。 シンガポールは、スマホ搭載の近距離
無線通信「ブルートゥース」を使って至近距離に一定時間いた人を特定
し、追跡できるアプリを作った。 日本も同じようなものを6月中旬にテスト
配信したが不完全であり、まだテスト中だ。遅れている、スピード感など
ない!! 中国のメグビーはメートル以内の15人/秒の人混みから
高体温を識別可能なAIシステムを作った。 ハルピンでは地下鉄で
マスクを着けたままの顔認識システムを作成した。
感染防止アプリだとか、国民への支援システムの完備などの社会実装力
が弱い日本なのだ。
毎日頼りにしている新型コロナ情報に「アメリカ、ジョンズ・ホプキンス大学の
まとめによりますと」と、言われているホプキンス大学の情報は、この大学で研究
している中国人学生がただ一人で作ったものだった。 今やCDCの情報より確か
なものとして世界の信頼が篤い。 富岳が研究したものはまだまだ少ないが、
世界に誇れるようなものはまだ出ていない。 研究の際の「思いつき」のレベル
が違うように思えるのだ。 能力の問題以外に「思いつき」こそ宝だと私は思っている。