世界一の「富岳」を使ってどういう研究をするのか楽しみにして
いるのだが、飛沫シュミレーションばかりがクローズアップされて
いる。 飛沫問題は、すでに多くの国民がわかっているだろう。
想像以上に飛沫が飛び交うことも、遠くまで飛ぶことも、換気が大切な
ことも・・・マスク着用が感染者側にも非感染者にも効果が高いことも
よく知っている。 電車の中や、街路での飛沫のことも、ほぼ・・だが・・
国民は理解しているはずだ。 そういう意味では日本の民度は高い。
だから・・富岳で飛沫のシュミレーションばかりやっているようなイメージは
よくないのではないだろうか。 世界一のスーパーパソコンでこそやって
ほしい研究が他に多いのではないか?? 研究者の持っているイマジ
ネーションの方が富岳を使いこなせるかどうかの境目でもある。
いま注目されているワクチン開発の場合、従来型ではなくDNAタイプだが、
最終治験を経て、本当に安全かどうか・・富岳でシュミレーションできない
ものか?? すでに世界中でシュミレーションが行われているとは思うが、
世界一だからこそできる研究もあるのではないか???
DNAワクチンの場合、SARSのワクチン研究の際に動物実験では、
反ってウイルスに罹りやすくなるというエーターも出ている。
ワクチンは安全が第一であって、最初の接種を受けた人たちが実験台
になる結果を招かないためにも・・より安全性が求められる。
新型コロナウイルスの性質の多くにまだ謎が多いだけに、その解明に
こそ富岳を使ってほしいものだ。