では、日本はどうか??
日本企業では、アンジェスと大阪大がDNAワクチンを共同で開発中。タカラバイオが
製造面で協力し、化学大手のダイセルが有効性を高めるための新規投与デバイス
技術を提供し7月からの臨床試験を開始します。
田辺三菱製薬もワクチン開発に乗り出しています。カナダ子会社のメディカゴが植物
由来ウイルス様粒子を使ったCOVID-19向けワクチンを開発中。非臨床試験の中間
結果で良好な結果が得られたことを明らかにしており、8月までに臨床試験を開始する
ために規制当局と協議しています。順調に進めば、臨床試験は来年11月に終了する
予定です。
塩野義製薬は、グループ会社のUMNファーマで組換えタンパクワクチンの開発を
進めており、年内の臨床試験開始に向けて厚生労働省などと協議を進めています。
KMバイオロジクスも不活化ワクチンの開発に着手しており、年度内の非臨床試験終了
が目標。アイロムグループのIDファーマはセンダイウイルスベクターを使ったワクチンを
開発中で、9月にも臨床試験を開始する考えです。第一三共は、mRNAワクチンの臨床
試験を来年3月ごろに始めることを目指しています。
日本の場合、最終治験まで成功したとして、製造ができるのか?? 日本のレベル
では、国内用だけは作れるだろうが、外国に向けて供給するほどの生産は無理な
ようです。 アメリカと組んだ研究を進める目的は、研究が成功した後の製造の
ことが念頭にあるからなのでしょう。 それほど・・ワクチン製造には超高いレベルが
求められるということでもあります。
ワクチンの臨床試験は第1から第3段階まであり、第3臨床試験まで終えると実用化が
見えてくる。 中国は「不活化ワクチン」「組み換えウイルスベクターワクチン」「弱毒イン
フルエンザウイルスベクターワクチン」「アデノウイルスベクターワクチン」「核酸ワクチン」
など5本のテクノロジーロードマップで研究開発を行っている。現在は4種の不活化ワ
クチンと1種のアデノウイルスベクターワクチンを一定の数量規模で臨床試験を行って
おり、研究開発の進展度は総体的に海外と同様、一部のロードマップでは先頭を走って
いると自負しているようです。
米のジョンソン・エンド・ジョンソンは、開発中のワクチン「Ad26.COV2-S」のP1/2a試験
について、9月の当初予定を前倒しして7月後半に開始する予定だと発表しています。
サノフィとグラクソ・スミスクラインは、共同開発中のワクチンについて今年後半にP1試験
を開始し、来年後半に開発を完了させることを目指しています。
両社のワクチンは、サノフィの組み換えDNA技術に基づくSタンパク質抗原とGSKのアジュ
バントを組み合わせたもの。サノフィは米トランスレート・バイオともmRNAワクチンの開発
で提携しており、GSKも抗ウイルス抗の開発で提携するビル・バイオテクノロジーズとワク
チン開発でも協力しています。
さてさて・・・長い間お読みいただきましてありがとうございます。 眼が見えにくい中で
がんばって書いてきましたが、・・・本当に・・・ワクチンはできるのでしょうか???
今日のワクチン情報ニュースの中でも抗原ができているのを確認したなどと・・期待一杯のニュースが出ています。 ワクチンに関するニュースに限って言えば、期待が大きすぎる
せいか、いまにもできそうな・・今年中には供給できそうなほどのものが飛び交っています。
アメリカは1000億ドルという、途方もない資金を成功、非成功にかかわらずという条件で
提供しています。だからこそ期待も大きいのです。 中国などはビル・ゲイツ財団の支援にも
期待しての製造技術獲得も考えているのでしょう。
だが・・です。ワクチンができる確率はと言うと・・10%以内・・というほかありません。
多分・・できないか・・できたとしても・・重症化を防げるかもしれない・・ていどのワクチン
になりそうな気がします。 これが株や競馬ならば・・・大穴狙いになるかもしれませんね。
私なら・・安全に・・大穴狙いは避けますが・・。 いくら技術が高くなったからと言っても、
過去に作ったこともない方法で、この厄介な新型コロナウイルスのワクチンを作れる
はずがない・・と思っています。 まだ・・・新型そのものが解明されていない現状なの
ですから。 抗体ができても、その抗体が半年間で消えてしまうこともあるわけです。
そうなれば・・・この新型コロナウイルスというのは・・半永久的に私たちを苦しめる
かも知れません。 最善の方法は・・なるべく・・他人に移さないように、各人が気遣う
ことかもしれません。 だれかと、ワクチン情報について語り合う時、「できない」側に
立っていると説明が大変かもしれません。「できる」側に立っていると気が楽です。
あなたはどちらに立つのでしょうね。