今日の毎日新聞によると、国が提供した8000万枚の
サージカルマスクが介護施設には1%しか届いていない
ことが判明したと書かれている。 高齢者が入っている
介護施設などには優先してでも配布すべきなのに、
僅か1%しか配布されていなかったとは・・恐ろしい事実だ。
これは、各都道府県のシステムの欠如というほかないだろう。
会社などでは、仕入れたものの在庫を絶えず調べ、在庫管理
などを毎月のようにやっている、いわゆる棚卸といわれるものだ。
発送先も仕入先の管理もされているだろう。 ところがお役所とも
なると、配布に慣れていない。お上から下げ渡すなどと言うことより
住民から税金などを徴収することに長けている。 だからスステムが
不備なのだ。 昨日書いた、あのホプキンス大学の情報システムを
学生が僅か一晩で作ったという。 だから、配布に慣れていなくとも、
役所内に人材がいれば一晩でだってシステムは作れる。
サージカルマスクを介護施設に配布するなんてことは、あたし一人に
任せてくれてもやれると思っている。 それができなかった府県は37府県も
あったというのだから・・・なにおかいわんやである。 問題は、上司だろう。
上司に気の利く人がいないと「詰まってしまう」。ところが、日本では年齢序列
などで役職が決まってしまうということがあり、馬鹿な上司に仕えざるを得ない
部下の悲劇も起こるというわけだ。 部下も上司に向かって異論を吐かない。
ことなかれ主義の人が多いのではないかと推測してしまう。
サージカルマスクを介護施設に、それぞれの規模に応じて配布すること
など、ちっぽけな仕事pではないか。 しかし、サージカルマスクがなかった
ために院内感染を起こした介護施設があるだろう。 ことは重大なのだ、
世のなかに「人材」は少ない「人罪」のような人が上司としてのさばって
いるところがあったということを、この調査は裏付けている。