県立西宮病院の60代の男性麻酔科医が9月、患者に点滴する際に
鎮痛剤を投与すべきところを、誤って局所麻酔剤を投与した。
すぐに気付いて処置し後遺症などはないというが、通常の30倍以上の
ペースで大量の麻酔剤を投与しており「放置すれば命の危険性もあった。
卵巣の摘出手術の際に、麻酔科医が手術後の痛みを抑える際、鎮痛剤と
同じ場所に置いていた局所麻酔剤を点滴投与してしまった。
15分後に女性がけいれんや血圧低下を起こして誤りに気付き、麻酔作用を
抑える薬剤を投与し、事なきを得たが、危ないところだった。
確認を怠ったとしか言いようがないが、事故というものはすべて確認不足
から起こると言っていいだろう。医療の場合は、しまった!では済まされない
事態になるだけけに、恐ろしい。外科とか、麻酔とかの医師の責任は重い。
その重責を担なっているいる医師たちを尊敬しているが、頼りにしている
患者を裏切らないようにしてほしい。