中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

別の角度からみた香港問題。私の予感が当たるか否か?

 香港問題は毎日のようにニュースに取り上げられるが、

日本人の多くは、われ関せずという感じに映るのは気の

せいだろうか? 今回の区議戦で民主派が80%を超える

議員を獲得したことは、直接に中国政治に関与できない

区議というものではあっても、今後の中国政府の進め方に

おおきな影響を与えるものになった。

 中国政府は、国民にたいして香港の区議選挙の結果を

伝えてはいない。中国内で、今回のような民主的投票など

なかっただけに、それが香港であったとしても、民意を

反映させる形になった政府批判の結果を国民には知らせる

わけはない。 こんご、政府の圧力が増し、香港はますます

複雑な様相を呈するだろう。 当分は(数年間程度か?)

香港観光に行かない方が良いだろう。

 ここで、少々冷めた目で書いてみよう。私はこれまで25年

以上も、邦人新聞に国際問題を書いてきた。こんども冷めた

目で書いてみる。

 中国の中央政権が香港への圧力を高め、多分・・民主派の

後ろだてになっているだろうと思われる、アメリカやイギリス

の諜報関連者への監視を強めるだろう。そして、香港の活動家

への弾圧を強めるだろう。その結果、どうなるか?? 今回区議

になった活動家の人々の半分は・・英国か米国へ亡命するに違い

ない。ということは、亡命権??を得たような形になるかも知れ

ないと思っている。 それが世界の一つのパターンなのだから。

それをやらないで香港市民のために、最後まで戦う勇士がいれば

素晴らしいことだ。

 香港が英国から返還されることが決まってから、香港の大金持

ちはすべてといってよいほど、カナダに移住した。小金持ちは

オーストラリアへ移住した。これは本当の話である。

金がなくとも移住できる方法は亡命であるかもしれないとおもう。