全日空は7日、同日朝の福岡発羽田行き242便に乗務予定だった
40代の男性機長からアルコールが検出されたため交代させたと明ら
かにした。242便など計4便で、出発が最大1時間13分遅れた。
日本航空でも同じようなことが起こっている。どうしてパイロット
の飲酒問題が多発するのか。 問題は世界的なパイロット不足による
過労にあるのではないかとおもえる。 日本航空は羽田発着の海外
枠が増えることで、成田ー海外便を減らして羽田発着を増やしたが、
その理由もパイロット不足だった。 世界的に格安航空会社が増え、
利用客も飛行機による移動を選ぶことが多くなった。飛行機に乗る
事は珍しくもなんともない時代なのだが、パイロットと言う仕事が
かつてほどの人気がない。昔はパイロットは高給取りだったが、
いまは命を懸けてやらなくとも高給の仕事が多くなったからだそうだ。
パイロットは緊張度の高い仕事だろうから疲れも大きいだろう。
だからこそ酒を飲みたくなるのだろうが、飲みすぎてアルコールが
抜けない状態になることが多いそうだ。 それにしても、飲酒運転
ならぬ、飲酒操縦では乗客が不安になる。