中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

老いても童心を失わないこと

 老いるということは恐ろしい。 何もかもが老いていくのだから。
筋肉が衰え、骨がぼろぼろになり骨折する。身体全体が「くたびれ
ていく」感じなのだ。
 でも、そうしたことを嘆いてみても仕方がない。老いるとは、そういう
ことなのだから。 まもなく死を迎えるのだから。こればかりは避けられ
ない節理なのだ。 その日がいつかは分からないが着実に刻々と
迫ってきていることだけは確かなことだ。 その中でも、大切なことは
童心を持ち続けることだと思う。 
 いろんなことに興味を持ち続ける。 なんでも笑える。大はしゃぎする。
老いると言葉数も少なくなるが、それでも喋る、唄う。
 歌を忘れたカナリアは悲しい。 だから、風呂場に行けば歌を唄う、
風呂場なら迷惑を掛けないし、自分なりに上手に聞こえる。喘息で
美声は失われたが、風呂場ならそれなりにきこえる。
 トイレでも鏡でわが顔と対面して話しかけては笑う。 高校野球をTV
でみながら、大声で声援する。 子供のころのように応援する。
  昔の教科書にあった「唇にうたを、心に太陽を」忘れない。 常に
前向きで生きてきたからこそ、苦難の道も越えられた。
 最近思うことがある、NHKで放送している「中国の空撮」だ。タイトルは
いろいろあるが、歴史を追いながら、その場を空撮している。 紀元前から
こんな凄い・・・というより・・奇妙で恐ろしげな山や谷(凄すぎて言葉では
表せられない)の中を、人々が未知を作り、歩き、住み、文明を作りだして
来たのだなとおもうと・・・空恐ろしくもなる。 人間の逞しさも感じるが、自然
の造形のすさまじさも感じる。 こうして・・・・好奇心がどこまでも続く。
好奇心が肉体の衰えを忘れさせてくれるのだ。