今夜シャワーから上がって少々出っ張った自分の腹をみていて思った
ことがある。 子供の頃に、あまり太鼓腹の人を見かけなかったなと。
そこで妻にも訊いてみたら「そうね、私の田舎(福井・小浜)にも太鼓腹の
人を見かけたことはない」という。
絵本などで、狸が腹を叩いているさまが描かれていて、可愛いなと思った
のだったが・・昔は狸も食べ物が多かった??のかな?
飽食の時代と言われ始めて久しいが、男女とも太鼓腹の人が増えてきた
のも、その辺りからだったと思う。今や飽食と言うよりも過食の時代かもしれ
ない。 私の場合は、良い音がするほど立派な太鼓腹ではないが、ここに
溜っている脂肪などを尻の方にくるっと回したい思いなのだ。前が出てきて
後ろが貧弱な体型になって悲しい。
食が足りて、民心が安定していたということを伝える故事として太鼓腹が書か
れていることから、飽食の時代とは平和の時代を象徴しているのかもしれない。
平成の飽食時代も間もなく終わる。寂しいとしか言いようがない。