中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

果物と木の実の季節だがアレルギーも怖い?

  木の実という言い方ではピンとこない人が多いようだ。

アーモンド、くるみ、マカデミアンナッツ、カシューナッツ

ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツ、クコの実、

松の実などはナッツという方が分かってくれやすいだろうか。

 ヒマワリの種、カボチャの種は木の実ではないし、ピーナッツ

は落花生と書くように土の中で育つ豆なのだ。

 秋の木の実というと栗がある。妻の子供のころは近くの山で

ドンゴロス(麻袋)一杯に栗の実を拾って帰って、茹でて食べ

てたという。私が淡路島で育ったが、栗が安易に手に入ること

はなかった。今でも秋になると毎年栗を買ってきて茹でて食べて

いる。秋のシーズンに入ると、さまざまな菓子類に栗が使われる。

そのすべてとは言わないが・・栗入り菓子に妻は目がない。

妻は父親が育てていたグミが3センチほどの大きさでとても美味し

かったという。私は大きな池の堤にあった野生のグミ(2種)を

食べていたが、2センチのもない小さな実だった。アケビもあった

が不味いものだった。美味しかったのはヤマモモだった。近くの

山にあった2種類のヤマモモのうち、ミズモモと呼んでいたものは

美味しかった。多分、ほとんどの人が食べた経験がないもので、

私が毎年のように食べていたものがある。池に広がっている「菱」

の実を採って茹でで食べると栗のような味わいがある。文字通り

菱形をした実なのだ。

ナッツの話に戻すと豪州・パースにはナッツ類と豆類、粉専門の

大きな店があった。わたしたちは「豆や」と呼んでいた。この店で

マカデミアンナッツを買い、一個を丸ごと入れたクッキーを手作り

していたが「タケシクッキー」と呼ばれて人気があった。いま思い

だせばぜいたくなクッキーだった。とても日本ではマカデミアン

ナッツが高価で作れない。 ナッツ類でアレルギーを起こす人が

多いときく。 喘息持ちの私は、そういうことを恐れずになんでも

戴くことにしている。美味いものは美味い!!からだ。

 山に住む猪たちなどは、木の実がなくなると山里にでてくる。

ここ六甲山の中腹にも時折だがイノシシが散歩するようになる。

 妻が育った福井県小浜の山村では「トチ餅」が美味しかったと

いう。スーパで売られているようなトチ餅は偽物でたべられた

ものではないらしい。栃の実を長時間かけてあく抜きをし、もち米

と共に搗きあげて作るらしい。妻の場合は、なんでもそうだが

食べた経験しかないのだ。 私の場合は、ヨモギ持ちなども、ヨモギ

を採ってきて、掃除をし、茹で上げる。米を粉に挽く臼を回す祖母の

碾き臼を回す手伝いをする。最初から出来上がるまでを手伝い、みていた。

粽もそうだし。菱取りも、ドジョウ取りも、鮒釣りも、カラス貝も

タニシも食べられるものはすべて取っていた時代でもあった。

言い換えれば「本物」ばかりだったし、貴重な蛋白源をそうして補給

していた時代でもあった。だから・・長生きしている人が多いのでは

ないだろうか。