中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

餅を喉に詰まらせたときに、私なら・・

  正月とお餅は切っても切り離せない関係だ。 年末の餅つき風景は
一生忘れられない思い出でもある。 最近は臼(うす)と杵(きね)と蒸篭
(せいろ)を使って餅をついている家庭は大幅に減っているのだろう。
田舎でさえ、もう餅つきをやらない家庭が多くなっているらしい。
  搗きたての餅は美味い。しょうゆを少し食べてもいいし、砂糖をまぶして
食べてもいい。大根おろしで食べると「からし大根」で、これまた美味い。
  先日も書いたように、スパーなどで売られている「餅」の中には、旨くない
餅もある。 ぱさぱさの餅で粉から作ったのかと思えるものもある。
 だが・・ぱさぱさ餅の方は不味いが・・のどに詰まらせて緊急事態になら
なくてよいかもしれない。 美味しい餅ほどのどに詰まらせやすかも・・ね。
 ところで、もし・・高齢者がもちをのどに詰まらせたら・・どうするか?
 「絶対に掃除機使用」と言う人が多い。 そういう様に考えている人が
多いからと言って経験があるわけではない。 巷の噂的な知識であって、
貴重な経験ではない。 だから・・信用してはいけない!!
  老人が喉に餅を詰まらせた・・と言う緊急事態の時に、落ち着いて対応
出来る人がどれほどいるだろうか? 慌てて掃除機を持ち出して老人の
口を開けて掃除機の先を突っ込む・・状況を想像してほしい。
  掃除機を使ったことがある人そうでない人とでは対応も違うだろう。
掃除機を使っていて、薄いカーテンやビニールなどを吸い込んでウ~ンと
唸る音を聞いたことがあるだろう・・。 もし、舌を吸いこんだら・・どうする??
 舌を避けて、喉だけに向けてからスイッチオンするだけの心の余裕がある
だろうか??  掃除機は消毒したりはしていない。 老人の口に一気に
入れても大丈夫か??  難しい選択だ。 119番しても間に合わないかも
知れない・・。 とにかく老人が餅を食べる時は、口の中に充分な水分がある
ことが肝心だ。 汁気のあるものと一緒に食べる。餅を小さくしてからよく噛んで
食べる。
 私は84歳の老人だがごく普通に食べている。もちろん用心はしている。
もしもの時は? 妻には言ってある。 119番などしなくていいよ・・と。あわて
なくていいよ・・と。それも運命なのだから・・と。