中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

世界の人口と食糧事情

 世界には、かなりの期間、人口は4億人ていどが続いていたのだが、
1900年代に入って15億に急増し、2000年辺りで60億人へと、とんでも
ない数字になっています。
 →---------4億人 →→→ 15億人  ⇒⇒ 60億人
このまま推移すれば、2100年には112億人になるそうです。
 これほど急に人口が増えてもすべての人々が食べて行けるのでしょうか?
 世界中で収穫できる穀物量を単純に人口で割るという計算ができないのです。
なぜならば、牛肉1キロを作るには穀物10キロ~30キロ(牛の個体によって
違ってくる)が必要で、水は2000リットル必要なのです。牛乳の場合もほぼ同じ
計算になるのです。 豚の場合は1キロの肉生産に4キロの穀物が要ります。
 ですから肉食を好む人が増えれば増えるほどに、食料は減り、満足に食べられ
ない人が多くなるということになります。
 日本のように食料自給率の低い国では輸入に依存しています。南米などから
多くの穀物を輸入して牛や豚の飼料としていますが、一方で南米では食料が
困窮しているという事態も起こっています。
 アフリカ諸国では、満足に食べられないどころではなく、・・・飢えて亡くなる人
が多いのです。 だれもが満足に食べられない・・と言うのが現実なのですが、
日本では「飽食の時代」と言われ、たくさんの食べ物が粗末にされています。
 この問題は、一人一人が考える以外に解決できそうにありませんね。