2019-01-03 高速走行時の地震対策は万全か 社会問題あれこれ JR東海は、東海道新幹線の新型車両「N700S」の試験車で、今年中に時速360キロでの 走行試験を行う。実車に近い確認試験車では、東海道新幹線の過去最高速度という。 しかし、2020年度に導入予定の営業車では、現在の最高速度(東海道が時速285キロ、 山陽道300キロ)以上の運転はしないという。 中国では時速350キロで営業運転されるなど、世界的に高速化が進んでいる。中国との 競争と言うこともあってアピールして外国への売り込みにしたいということだ。 東海道新幹線の過去最高速度は、「300X」という高速試験車が1996年7月に京都―米原間で 出した時速443キロという記録がある。 南海トラフの地震が迫ってきている中で、高速走行時の地震対策がどうなるのか、一抹の 不安を抱えている乗客も多い。