靖国神社がおかしいぞ

 　靖国神社の前宮司は徳川家の人だった。　いろいろと論議をかもしたのちに代わって

登場したのが、現在の小堀宮司なのだが、「天皇が靖国を潰そうとしている」発言が漏れ、

退任することになった。　その発言内容は、毎日新聞に書かれているので、それをお読み

いただきたい・・と思いますが、なんとも品のない発言としか言いようがありません。

　　小堀発言は「週刊ポスト」（１０月１２・１９日号）がスクープした。同誌によると、発言は

６月２０日、神社内の会議で職員たちを前に飛び出した。録音がネットに公開されている。　

「陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていくんだよ。

そう思わん？　どこを慰霊の旅で訪れようが、そこには御霊（みたま）はないだろう？

　遺骨はあっても。違う？（中略）はっきり言えば、今上陛下は靖国神社を潰そうとし

てるんだよ。分かるか。（退位まで）あと半年すれば分かるよ。もし（天皇が）ご在位中に

一度も親拝（参拝）なさらなかったら、今の皇太子さんが新帝に就かれて参拝されるか？

　新しく皇后になる彼女（皇太子妃雅子さま）は神社神道大嫌いだよ。来るか？」と、言った

らしい。

　天皇が昭和天皇の時代から靖国参拝をしなくなったのは、戦死者を祀るはずの

靖国神社が戦争犯罪人になった東条英樹などのＡ級戦犯を合祀したからでした。

　わたしも全く同感です。　しかし、靖国神社は合祀をやめようとはしないから、天皇は

筋を通しておられるのです。

　靖国神社だけではなく、神社庁がおかしくなっているのではと、私は思います。

　父と叔父３人が戦死者です。それでも私は靖国にはいかない。筋が通ってないからです。

 東京裁判問題は関係なく、（関係あるとする靖国神社の判断が間違っている）Ａ級戦犯か

どうかも関係なく　（　関係あるのなら、Ｂ級戦犯や、Ｃ級戦犯者の死後も祀らなければ

おかしいのではないか）　東条英機などを合祀していなければこんな問題は起きてはいない。

　昭和天皇は東条英機などが、なにをしたかをご存じだった。だからこそ合祀されてから

靖国参拝を取りやめられたのだと思う。　神道は右翼に利用されてはいけない。神道としての

正しき道を、とってほしい。