横浜市の大口病院に入院していた八巻さん(88歳)が点滴に
異物を混入され中毒死した事件は、奇怪な様相を呈してきた。
別の西川さん(88歳)いったんは病死とされていたが司法解剖の結果、
死因が中毒死であることが判明した。
大口病院では今月18日以降、80代の男性2人と90代の女性が
「病死」と診断されて警察が司法解剖を進めていた。
警察によると、西川さんの体内からは八巻さんの体内や点滴袋から
検出された同じ界面活性剤が検出されたらしい。
病院内のナースステーションには未使用の点滴がおよそ50個残されて
いて、そのうちの一部にゴム製のふたの部分などに注射器を刺したような
穴が見つかったことも新たに判明したようだ。
病院内の?だれかが意識的に高齢者を亡き者にしようと企てた可能性が
高い。最初にニュースに接した時に、なぜかこういう成り行きを想定して
いた自分がいる。
「あの病院に入ったら、生きて出てこられないよ」と、ささやかれる
病院は少なくない。
しかし、それでも・・受け入れてくれる病院が無くなっては、患者の
行き場所がないのだ。そういう意味では、人生の最後を受け入れてくれる
病院が必要なのだ。
でも・・だからと言って「回転」をよくしてもらっては困る。
うかうか長生きしていたら、こういう悪質な「犯人」の餌食にされる
かもしれないと、おののく。
真相を明らかにしてほしいものだ。今回の事件が、患者の回転を速める
手段ではなかったことを願っている。