大の大相撲フアンである。
どれだけフアンかと言うと豪州・パースに移住したときに相撲の
放送が見られないことが残念で、直径2,5メートルと言う巨大アンテナ
を設置して、NHKの外国向けの衛星放送をキャッチして観ていたが
その費用になんと50万円もかかった。
そんなことを自慢しても仕方がないが、今日は今の大相撲に不満がある。
大相撲は日本独自の格式があり、パースのわが家で大相撲を見た外人さん
たちも、その仕草に感心していた。
最も彼らが興味を持ったのは、負けた後にも土俵に戻り、相手力士に
礼をすることだった。
しかし、豊真将が辞めた今日、ほとんどちゃんとした礼も見られなくなった。
でも・・・白鵬は品格を保ってくれるものと思い応援してきたのだが・・・
最近ではそれも怪しく思っていた矢先のきょう、なんと「猫だまし」をやったの
だから、あいた口がふさがらない。
うそだろう???どうして??と思うが、白鵬は「してやったり」と自慢げだ
そうな。猫だまし・・なんて、相手をばかにしている。少なくとも横綱のやる
技ではないだろう。 私は、何でもありって・・いうのが、いちばん嫌いなのだ。
モンゴルの人には、やはり日本人の品格とか礼儀と言うのは通用しない
のかもしれない。これまでは、いやいや従ってきたけれど、もう自由に振る舞っ
ちゃえ・・と言うことか。
白鵬、お前もか・・ととても残念な気持ちでいるが、私の歳のせいでそう思える
のだろうか? 若い人たちは、それでもいいじゃん・・と思うのだろうか。
このたび巨人に戻ることになった野球選手がいる。日本シリーズで当たっても
いないのにデッドボールだと芝居をしたことがあり、その時に「なんでもありが
許されてよいのか」と書いたことがある。
大相撲は、日本伝統の(さほどふるくはないが・・)スポーツであり、儀式でも
ある。やはりそれを代表する横綱は品格よくあってほしいと願っている。