中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

白鵬・特注サポーターでのエルボスマッシュ?

  大相撲九州場所で43回目の優勝をした白鵬だが、横綱審議委員会

(横審)から取り口が見苦しいと批判された。遠藤(小結)に対する

右腕から繰り出された“かち上げ”ならぬ“ひじ打ち”は、「もはや相撲では

ない」と言われる始末だ。横審の定例会合では、矢野弘典委員長)が、

「張り手やかち上げは、ちょっとやり過ぎではないか。横綱として見苦し

いと多くの意見が出た」と苦言を呈した。

さらに、「43回の優勝は史上最高の実力者で大横綱になっていると思うが、

横綱と言われる存在になってほしい」と異例の要望をした。

 九州場所15日の取り組みのうち、白鵬がかち上げ、もしくは張り手

を使ったのは、15日間で10日にも及んでいる。

 「特に酷かったのが、12日目の遠藤との取り組みでした。立ち合いで

白鵬は左の張り手から右のかち上げで遠藤の顔面をねらい、サポーターを

こすりつけるように打っていた。さらに、また顔面をねらった右の張り手。

相撲というよりは異種格闘技のようだった。

 白鵬が右腕にサポーターをつけるのは、右ひじの古傷のせいだとされて

いるが、3年ほど前から、サポーターが異常に硬くなった。しかも、2重に

装着しているあ、どうも特注品らしいのだ。

内側はウール素材で、外側は強圧迫サポーターと呼ばれる物だという。

顔に当たった場合、厚みがあるので、硬く感じるだろうし、繊維の編み目が

比較的粗いので、こすれると摩擦で痛いはずです」とメーカーは言っている

ようだ。

 これが事実かどうかは知らない。いずれにしても大相撲協会の組織の

再編成がなされない限り、大相撲はこの流れから変えられない。「部屋」

という特殊なものがあり、部屋が儲かるシステムになっている。

そのために、部屋の親方は、儲かる(強い力士)を集めたい。それが

ハワイであり、モンゴルに人材探しが始まるきっかけになった。

 ハワイは体格が大きいだけだが、モンゴル人の場合は、子供のころ

から、生活の中で敏捷に動く習慣が身についている。モンゴルの少年

たちの日常を描いたノンフィクッションを見たことがあるが、こんな

日常を送っていたら、身体が鍛えられるだけではなく、敏捷性がみに

着くだだろうな・・とおもった。早く言えば、勝負ということで言えば

日本人はモンゴル人の敵ではない。現在もモンゴルから新弟子が続々

来ている。ということは将来にわたって、もはや日本流の大相撲は

消滅していくだろうなと思っている。それがいいかどうかは別として、

勝ち負け以外の日本的な美学というものはなくなっていくだろう。

そういうものは、形だけではなく心の問題だけに、モンゴルの人たち

に理解させることがむつかしいだろうから。だんだん・・大相撲は

遠くなっていく・・の、だろうか。