中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

台風27号は、恐ろしいぞ!!

 私が間もなく生まれる頃に室戸台風が大阪を襲った。
臍あたりまで水につかりながら、臨月の腹を抱えるように
逃げたのだよと、亡き母に何度も聞かされた。
 私自身も台風被害にあい、工場がつぶされ、今後の人生を
どうしよう・・・・と、追い込まれたことがあっただけに、台風は
他人ごとではない。
 台風の恐ろしさは何よりも雨なのだ。私の被害の場合も雨が
工場を押しつぶす原因となった。
 雨とは水のことだ。水がなければ行けてはいけないが、水が
多すぎると何もかもぶち壊され流される。自然の水は恐ろしいと
いう認識を、小学校から教えておくべきだと思っている。水を甘く見た
事故が多いのにもかかわらず、水の怖さを認識していない。
 
 台風27号が発生した。とにかくでかい!!!発生3日後の18日午後10時
現在で925hpaまで発達している。(hpaの値が小さいほど大きな台風)
今後も発達する可能性が高いので、伊豆大島に大きな被害をもたらした台風
26号よりも巨大なものになるだろう。(26号は、日本近海に到達した時点では
955hpaだった)
 台風の進路も26号に似通っている。気圧配置から26号と同じような
コースをたどるかも。もう少し西寄りになるかも・・などと懸念している。
 
 自分の身を守ろう!!と言われても、高齢になると簡単には避難も
できない。伊豆大島の場合、町当局の対応が問われているが、それは
結果だけで物事を判断しているとしか思えない。
 いつ、どの時点で避難勧告をだすか・・簡単ではない。あの場合、
もし前日の午後6時の時点で避難勧告を出していたとしても、すでに
暗くなっているし、多くの高齢者たちは避難をしなかっただろうとおもう。
 各自が、普段からよく学び、情報を理解し、自分の身を守る最善を
選ぶほかない。
 私が住んでいる場所も「がけ崩れ」のハードマップに入っている。
もし今度の台風で避難勧告が出たとして、自分がどのような行動を
取れるかどうか、今の時点で考えられない。
 避難とは、意外と難しいものなのだ。あの津波の時だったら、私は
逃げられなかったと自覚している。ぜんそく患者が、何百メートルも
走って逃げられないのだ。いや、ほかの病気だって逃げられない人が
多い。避難勧告について批判が大きくなると、行政は無駄な避難勧告
を発するようになるだろう。それも迷惑なのだ。