クリスマス・ケーキって、世界中どこも同じだと思っている人が多い。
日本で売っている、あのクリスマスケーキが、世界の定番だと思いこんで
いる人がほとんどではないだろうか。
外国で暮らしてみて、あのケーキをいくら探しても見つからない。
つまり、日本人が思いこんでいる「クリスマスケーキ」は日本だけの
ものであって、世界の定番じゃないというわけ。
だから、外国人に、あのケーキを見せてもクリオスますケーキとは
思ってもらえない。
外国の庫裏ますケーキと言えば、どちらかと言えば固い系のものが多い。
日本人は、柔らか系のケーキが好きなので、スポンジケーキを土台にした
現在のようなクリスマスケーキになったのだろう。
もちろん、クリスマスケーキだけではなく、クリスマスの日の過ごし方も
日本は独特なのだ。何しろ、一切信仰心のかけらも持ち合わせないで、
とにかく「お祭り」として騒ぐ。祝うという気分すらない。
キリスト教の神聖ないろんな行事が、日本人独自の世界におきかえられて
商業ベースに乗っかって「お祭り」にさせられている。
こんな傾向は、「世の中の蛙大海を知らず」的で、平和馬鹿の上に胡坐を
かいているようで心配なのだが、若者たちはどう思っているのだろうか。
