中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「学ぶ」「読む」「経験する」(5)

 親の思う通りに、子供を従わせようとして、反抗期の子供の
反発を買い、それに腹を立てて、子供とコミュニケーションが
取れなくなっている例が多い。子供には「反抗期」という、遺
伝子に組み込まれた成長過程がある。反抗することで成長して
いく時期なのだが、それを理解していない親によって子供が潰
されてしまう。トマトの木に例えるなら、脇芽を摘んでしまう
「トマトの木」では、すべてを自然に任せたように、ある時期
(反抗期)の子供の脇芽を摘み過ぎては、親子のきずなが薄れ
てしまう結果になってしまうことが多いので、親は「反抗期」
について良く知る必要がある。反抗期があると言うことを、充分
に理解している親としていない親とでは、子供にとっての「環境」
が大きく違ってくることになる。
 親になるためにテストを受けるわけではないので、親にはいろ
いろあるのも仕方がないが、子供にとって少しだけ理解を深める
気持ちだけは持ってほしいと思う。
 子供の発達には、人それぞれスピードが違う。各駅停車タイプも
あれば、急行タイプから新幹線タイプまで様々だ。けれど、親と言
うものは、子供に新幹線タイプを望みすぎるか、初めからあきらめ
る人もいる。子供のタイプをしっかり理解して、その子供にあった
教育方法が良いのだが、学校のカリキュラムというものは、そうい
う風になっていないから困る。学校ではタイプなどを考慮しないで、
すべて同じカリキュラムで授業が進められるので、ついていけない
生徒は落後してしまうことがあり、その場合、教師も親もその子供
に「落ちこぼれ」のレッテルを貼ってしまうのが問題だ。