中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

私流生き方(68)

 ファッション大学で多くのすばらしい人材に出会ったのは
良かった。ファッションと言っても服飾だけのことではなく、
紳士服、婦人服、子供服の場合は、オーダー店からブティック
経営者など小売業からワールドなどの大手会社など多様だった。
家具などのインテリアからアウトテリア産業。美容、理容業界。
和菓子業界、洋菓子業界など、トータルファッションの専門家が
一堂に集まっていた。
 1年が過ぎ、講座が終わるころ、講座に加わっていたもの全体
での組織作りを提案し、賛同を得られたので「神戸ファッション
ソサエティー(KFS)」として発足し、私が会長、後にモロゾ
フの社長になった松宮氏が副会長に選ばれた。
 さて、組織を作ってはみたものの、この組織には参加して得られ
るものがない。およそ組織と言うものは、参加することでメリット
がなければ人は集まらない。半年間は悶々と過ごしたが、要はKF
Sが有名になり、多くの人に知られる存在になれば、メンバーであ
ることに誇りを持てるようになるはずだと考えた。それからは、孤
軍奮闘ではあったが、市や商工会などのあらゆる会合に顔を出し、
それらが行うイベントに参加して知名度を上げて行った。次第に組
織内もまとまり始めた。月に一度の食事会は、一流ゲストを呼んで
の勉強会にもなり、好評だった。年に一度は講演会を開催し、世界
のファッション動向を学ぶ機会とした。 私がファッションの世界
に飛び込んで僅か4年後だった。
 実はその前に、大事件があったことを書き忘れていたので、次回
に書こう。