中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

政界再編につながるのか・不信任案提出

 今夜、自民党公明党から菅内閣の不信任案が提出されるらしい。
今の時期に何たることかと腹立たしいが、国民の多くはあまり賢くない
から、新聞やテレビで菅政権叩きが始まると、そうだ、そうだ!と囃し
立てる人も少なくなく世論が動いてしまう。
 大新聞やテレビ局などは9電力会社から多くの広告をもらっており、
どうしてもそちらの方に傾いた報道が多くなるのだが、そこまで考える
人は少ない。
 プロパガンダは政府だけが行うものではなく、財界もそれをやる。
プロパガンダを見抜く力を持つには、普段から幅広い知識を養って
置かなくてはならない。
 多くのい人々は「新聞がうそを書くはずがない」「テレビ局がうそを
いうはずがない」と堅く信じている人が多いらしい。だから、世論を操る
ことはさほど難しくはない。世論調査だって、質問事項を微妙に書くこと
で、回答者を都合の良い方に振り向けることが出来る・・・と、いうことも
知らない人が多い。
 今夜にも提出される予定の「菅内閣不信任案」が、通らなくても民主党
内から賛成者や欠席者が出れば、それは新党結成へと動くことになる
だろう。今回も小沢氏は、やはり・・・と言う感じの「政局屋」になってしまい
そうで残念でもある。
 自民党の谷垣総裁は、今微妙な立場に立たされているらしく、力を限りと
大声で叫んでいる姿は、勇ましいと言うより野党になり下がった党の総裁
風であり、悲しさが見えてくる。
 福島県知事が「不信任案よりも復興を早く」と記者会見したが、それが
最も良心的な考え方であろう。
 新党結成ともなれば、あまりにも政党が多すぎてわけがわからなくなる。
だから、銀行の合併劇ではないが、どことどこが合併したのか分からぬような
新党が生まれ、今後大きく局面が動く可能性もある。
 そんな時期に、あえて消費税アップを打ち出した菅さんは、やることはやる
と、腹を決めているのだろうが、もっと国民へのアピールがないと、影が薄い
印象はぬぐえない。