今の時期に何たることかと腹立たしいが、国民の多くはあまり賢くない
から、新聞やテレビで菅政権叩きが始まると、そうだ、そうだ!と囃し
立てる人も少なくなく世論が動いてしまう。
大新聞やテレビ局などは9電力会社から多くの広告をもらっており、
どうしてもそちらの方に傾いた報道が多くなるのだが、そこまで考える
人は少ない。
プロパガンダは政府だけが行うものではなく、財界もそれをやる。
プロパガンダを見抜く力を持つには、普段から幅広い知識を養って
置かなくてはならない。
多くのい人々は「新聞がうそを書くはずがない」「テレビ局がうそを
いうはずがない」と堅く信じている人が多いらしい。だから、世論を操る
ことはさほど難しくはない。世論調査だって、質問事項を微妙に書くこと
で、回答者を都合の良い方に振り向けることが出来る・・・と、いうことも
知らない人が多い。
内から賛成者や欠席者が出れば、それは新党結成へと動くことになる
だろう。今回も小沢氏は、やはり・・・と言う感じの「政局屋」になってしまい
そうで残念でもある。
自民党の谷垣総裁は、今微妙な立場に立たされているらしく、力を限りと
大声で叫んでいる姿は、勇ましいと言うより野党になり下がった党の総裁
風であり、悲しさが見えてくる。
福島県知事が「不信任案よりも復興を早く」と記者会見したが、それが
最も良心的な考え方であろう。
新党結成ともなれば、あまりにも政党が多すぎてわけがわからなくなる。
だから、銀行の合併劇ではないが、どことどこが合併したのか分からぬような
新党が生まれ、今後大きく局面が動く可能性もある。
そんな時期に、あえて消費税アップを打ち出した菅さんは、やることはやる
と、腹を決めているのだろうが、もっと国民へのアピールがないと、影が薄い
印象はぬぐえない。