谷垣総裁の責任論浮上か

　一夜にして情勢が大きく変化した。多くの国民の声が届いたのだろうか。

民主党から７０名程度の造反が見込まれていたが、一夜にして不信任案

否決へと流れが変わったようだ。賛成票を投じると公言していた鳩山氏も

否決に向けて協力する方向に転換したために、ごく一部の議員を除いて

否決に協力するだろう。

　社会民主党、共産党は前夜から不信任案には欠席すると表明していた。

今の情勢の中で不信任案提出などに同調することで、国民から背を向け

られることを感じ取ったからに違いない。

　小沢氏は、自分の復権のために自民党を巻き込んでの大芝居を打って

出たが、不発に終わりそうだ。

　不信任案の結果は未だ分からないが、否決されると谷垣総裁の責任論が

浮上し、自民党内の人事が動く可能性もある。

　馬鹿げた政権争いなどせずに、被災地復興のために与野党が一致協力

して、世界に誇れる復興を成し遂げていただきたい。

今回の大震災、原発事故から立ち直った時、日本は世界中から大きな

称賛を浴びることになるだろう。その日のために、政治家たちは結束して

もらえないだろうか。政治は国民から遠くなっている。政治不信になっている。

政治が、国民から信頼される世の中をもう一度作ってもらえないだろうか。