中原武志のブログ

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国際原子力機構の調査報告

 国際原子力機構(IAEA)は、福島第1原発の事故調査を終えて
報告書をまとめたようだ。詳しい内容は後日発表されるだろうが、
要点が分かってきた。
 まず、事故後の対応については、特に問題点はなく、最善を尽くした
ものと評価しているようだ。
 問題点は、4つの原発が次々と事故を起こした背景であり、その原因は
津波対策が充分でなかったこと。4年前に自民党政府に対して勧告が
出されていたのに対処してこなかったこと。
 そして、一つの場所に多くの原発を建設することを今後は避けねばなら
ぬことを勧告するように思われる。
 実は、これらのことは、何年も前から原発を心配する立場の人たちから
指摘されていたことばかりであり、反対派と言う人たちの主張がすべて
正しかったと言うことを示している。
 「絶対安全」を唱えた推進派は、これらの指摘を全部無視してきたことを
ここで謝罪すべきではないだろうか。