中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「族議員」の壊滅が日本を救う

官僚だけが悪者にされている昨今ではあるが、それ以上に日本の政治を
悪くした「けしからん奴」がいる。自民党議員の中にいる「族議員」の存在である。

族議員とは、各省庁に巣食って自分の利益をむさぼっている議員のことだ。
厚生族、文教族、道路族などなど各省庁ごとにいる。
これは自民党衆院議員から直接聞いた話だから間違いないと思うが、
例えば厚生族にはA議員、B議員、C議員、D議員などがいて・・・と、
具体的な名前を挙げて、彼らがどんなことをしているかを話してくれた。

各省庁の官僚は、これらの族議員を上手にあしらうことで政権を操って
来たという経緯がある。
言い換えれば、族議員が巣食うことによって、それを逆手に取った官僚が
いつの間にか上位に立っていたということになる。

これまでの自民党政治の中で、特に近年はこれらの族議員が政権の足かせにも
なっていたのである。
今回の民主党の圧倒的勝利にあって、族議員の出番が奪われることになった。
と言って、彼らが完全に消滅したというわけではない。これまでの手蔓をいかして
省庁に出入りし、民主党を叩くための情報集めに奔走するに違いない。

しかし、民主党が国民の支持によって308議席も獲得した事実を官僚も
無視するわけにはいくまい。族議員は手足をもぎ取られたように、動きが
悪くなるだろう。
族議員と言う、ダニのように巣食い、権力をかさに着る輩がいなくなれば
日本の政治も正しい軌道に乗せることができるだろう。

民主党マニフェストに「企業からの政治献金禁止」が謳われている。
これが実現できれば、なおさら族議員にとっては辛いことだろう。
なぜなら、これまでは官庁に取り入り、企業との橋渡しをすることで政治資金を
かき集めてきたわけだから、これからは資金不足で政治活動にも影響が出るに違いない。

国民の側から考えれば、族議員などは「やくざ」のように思えてならないのである。