このところ、トランプ氏の「暴走」的な発言がめだっている。
暴走と思うことが間違いなのかもしれないと思うほどに、
掻き回している感じがする。
政権移譲チームの人事もまだ決まっていない中での外向きの
発言だけが目立っている。
どこまでやれるのか、本気でやれるのか?という疑問が世界中の
政治家は思っていることだろう。
大統領選に、ロシアが関与したと米情報局が断定しているのに、
それさえ疑っていて信用しないので、情報局長官が議会で証言
した際に「このままでは、アメリカの情報局が世界に信頼を失って
しまう」と、トランプ氏に不満をぶちまけた。
交代する。日本では、どの政党が政権をとってもそれはない。
だからこそ、民主党が政権を取った際には、自民系の各省庁の
官僚に妨害されて、政権をがたがたにされたということがあった。
アメリカの場合には、各省庁の官僚が、ごっそりとと交代するので
日本の政権交代とは、まったく事情が異なる。
アメリカの各国大使も、特例ないしで、1月20日までにすべての
大使に辞表を提出するようトランプ氏に求められている。
企業への圧力や政敵への妨害。ロシアとの親政などが強くなって
来ると、トランプ氏の命を狙うグループが出てくるだろう。
ケネディー大統領暗殺だって、本当の犯人は、いまもって闇の中だと
言われている。
トランプ氏は、命を懸けて「強いアメリカ」を作っていくのか、トランプ
政治によって犠牲になった人たちによって、命を狙われるのか。
彼は、今後4年間はカプセルの中で移動しなければならなくなるだろう。