待ちに待った「革命」が起こり新政権が生まれた。
日本と言う国にやっと希望が持てるような気がしている。
では、これまで希望が持てなかったのはなぜか。
それは官僚制の弊害の大きさゆえである。
政治とは「仕組み」作りのようなものだ。
「仕組み」の中には利権がからんでいる場合が多い。
分かりやすいたとえを言うならば「車検制度」である。
世界中の多くの国では車検制度はない。
交通の安全を守ると言う大義名分があり、それが大切なことのように思える。
しかし、車検制度がない国の交通安全が不備かと言うとそうではない。
車検制度は、多くの業者を儲けさせてきた。もちろん車のメーカーにとっては
買い換えのきっかけを与えるチャンスでもある。
いろんな「制度」は誰かが儲けるように仕組まれている。
温暖化防止などと言う大義名分の裏で、どれほど大きな利権が動いていることか。
ペットボトルなどもその一例である。
こんな話はうんざりするほどあり、一旦予算化すると毎年巨大マネーがそれらの
連中のもとに流れ込むようになっているのだ。
新政権が「無駄遣いを省く」といっているのは、そのような流れを厳しくチェック
しようと言う姿勢に他ならない。
これまで国民は、利権者に騙されてきているのに、それにも気づいていない。
「仕組み」が大きすぎると分からないという側面がある。
こんな巨大仕組みを、一つ一つ突き崩して行く作業は、抵抗もあり妨害もあり、
並大抵では掃除できないだろう。
でも、それをやってくれないと「革命」にはならない。
昨夜の新大臣記者会見を見ていて感じたことは、これまでの自民党政権時によく見られた
光景でもある、官僚から手渡された原稿を読むような新大臣は一人もいなかったという
新鮮な驚きである。
当然のことながら、大臣ともあろうものは自分の言葉で語ってほしいものだ。
新政権は、そういう意味でも大いに期待して」良いのではないだろうか。
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