ミネラルやビタミンが私たちに必須である理由は、酵素という物質の
材料や活性成分として働くからです。
むしろ、酵素なくして生命なしと言われるほどです。実際には、酵素こそが
生命活動の主役なのです。細胞がDNAの設計図を基に体を成り立たせているのは、
すべて酵素の働きによるものです。
そんな体内での働きをするのが食べ物に含まれる酵素です。植物酵素は生の
食べ物や発酵食品に含まれています。
アメリカでは「ライフフード」(生の食べ物)が大いに推奨されています。
食事の四分の三を生で食べましょうというほどです。
よく考えると、生で食べられる食品って結構あるものですよね。生産地に近い
場所であれば、大根でも生で食べられる。
昨日書きましたように、活性酸素を含む食事が多ければ、細胞を攻撃して
傷つけることがあります。 ミクロの単位の細胞が全身にあり、その中にDNAが
細い紐のような形で次つぎと複製し続けています。ということは、攻撃を受けると
DNAの配列を乱される、すなわちDNAが傷つけられるのです。少々の間違いは
修復能力によって直されますが、なんども傷を受けることによって「がん」が
発生します。
「がん」は、多くの場合、外からくるものではなくて、「生活習慣で発生する」と
言われているのは、その為です。
胃腸から入ってきた食べ物は、胃腸で分解されます。有毒なものなどは肝臓で
化学的に処理します。血液中から送られてきた有害物質を処理したうえで、腸を
通じてたいがいに排泄されます。 ついでに言えば、あまり水を摂取しない人は
水分不足になりますね。そうすると尿をきれいにしている腎臓が、水を使いまわし
して全身に送ることになります。言い換えれば腎臓の負担を増やすことになるのです。
栄養というものは血管を通じて前進の細胞に運ばれ、それぞれの細胞の中でエネルギーを生み出しているのですから、過不足なしの栄養分を摂るということは簡単なようであり、むつかしいことでもありますね。
家族で食べる場合はバランスが取れやすいけれど、一人暮らしだとむつかしいということを現在実感中です。