中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

タンパク質を考える(24)活性酸素

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 私が参考にさせていただいた本です。

 あったはずだが、どこに置いたのかと探しても

 見つからず、私がボケたの? などと思って

 いましたら、3年前に私が倒れた際に、ベッドに

 寝ながらタブレットを操作出来るようにと、工夫

 してくれた孫たちが、台座を動かないようにと

 重い本を探して台座に載せていたのです。

 ベッドの下にあったとは気が付かなかった。

 このような本を他にも多く持っており、これまで

 に勉強させて戴きました。 皆さまにもお勧めの

 書籍です。

 

 細胞のことがいろいろと明らかになることで、わたしたちが

病気になったり、体調を壊したりするのは、外部から入って来る

細菌やウイルスのような異物にあるのではなく、私たち自身にあるの

ではないかと、考えられるようになってきました。

 要するに、一つ一つの細胞で行われていることに、何らかのトラブル

が発生し、体が正しく動かなくなるから病気になるのだという、「細胞の

変成・退化」です。

 この、細胞の変性や退化を生じさせる代表格が「活性酸素」です。

細胞の働きが正常であれば、活性酸素も有効利用されたり、処理され

ますが、細胞の働きが十分でないと、活性酸素が細胞の働きを阻害

することになってしまいます。

 細胞の変性や退化を未然に防ぐには、食べ物から必ず得るべき50

種類の栄養素を「過不足なく」摂取し、なおかつ、それがちゃんと細胞に

届けられ利用される必要があります。

 ビタミン類、ミネラル類の摂取が大切ですが、カルシュウム、マグネ

シュウム、ナトリュウム、カリウム亜鉛などは体内で協調しながら

利用されるものなので、特定のミネラルばかり摂取すると、かえって

害が出ます。

 動物性の脂肪は不健康で植物性の脂肪なら良いという間違った考え方を

改めるべきです。 脂肪は私たちのエネルギー源であり、細胞を形つくる

膜の素材でもあり、とても重要です。

 体の中では作れず、必ず食べ物から得ないといけない脂肪酸が二種類

あります。

 活性酸素から身を守るために、抗酸化物質があります。ビタミン類や

酵素がそういう役割をやってくれます。

 このように書くと、ビタミンや酵素などは「商品」を買って飲めば

良いのじゃないかと早合点する方もおられるでしょう。

 私の親友でアメリカの有名な健康食品会社の資格を取っていて、かれは

「おれは、それをちゃんと飲んでいるから健康なんだ。なんだ、お前は

前立腺がんなどになりゃがってなさけないやつだな~」と、帰国早々に

笑われた。 18年前のことである。

 私はこうして生きていますが、彼はその3年後に膀胱がんになり、半年で

逝ってしまった。

 健康食品などにわが身を委ねていては駄目なのです。かならず食品から

必要な栄養素を摂取することが重要なのです。

 スーパーに行けば、なにを買おうかしらと大いに迷うほど食品があふれて

います。 それらを使って料理し、どのような味わいにできるかは、それぞれの

才能によります。 同じように見えても、どこかが違うとか、味付けを変えること

で新鮮味をつけるとか。 同じ豚肉でも部位によって味も違い、料理の内容も

異なってきます。 鶏肉の場合は、捌き方が上手になると、料理の内容も味も違う。

とくに、もも肉や胸肉の場合は捌き方、包丁の入れ方で使い道が変わります。

 工夫して料理し、いろんな食材を食して、細胞に届けてあげましょう。

油の使いまわし、古い油を何回も使うなどは「活性酸素」を食べているような

もので危険ですよ。