中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

タンパク質を考える(10)写真入

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 ついでにいろんなことを書いておきます。

動物、昆虫、植物でも、生物の個体はそれぞれのありようは同じなのです。

植物は違うだろうと思われるでしょうが、ほとんど同じで、樹皮から光合成

できるという点だけ動物と違っているだけです。

 動物が持つミトコンドリアに加えて葉緑体を持っているので光合成が出来るの

ですね。

 昨日の「細胞写真」では構造体の名称が分からないでしょうから、名称が

分かるものを掲載しておきます。

 たんぱく質を作り出すのは真ん中にある「核」の中にある「核小体」の中に

収められている遺伝子である。核のドーム状の上には穴が開いていますね。

決められたタンパク質しか出入りできない仕組みになっています。

 核の機能は、なによりも遺伝情報を含むDNA情報の転写という機能です。

(昨日書きましたよね)

細胞を分裂するときにはDNAを二倍に増やす必要があり、その為の場でも

あります。 もし、紫外線を受けてDNAが傷を受けた場合には、そのままですと

がんになる恐れもあるので、傷を修復するのも「核」で行われる。肉眼では全く

見えない小さな細胞の中で、全身にある60兆個の細胞の中で、このような

働きをしてくれているなんて、素晴らしいことですね。

 最近は電子機器の操作などにはとても詳しい人が増えていますが、自分の

体の内部のことを知らない人も増えています。

 自分の体の中の、それぞれの臓器や器官の働きがどれほどすごいことを

やっているかに、もっと関心を持ち、食べ物にももっと気を配るべきでしょう。

 細胞たちが、DNAの命令でタンパク質(数万種もある)をつくろうとしても

その時に必要な数だけ、必要なアミノ酸が体中に不足していれば作れないのです。

それが原因でコピーミスが起こることも考えられます。

 膨大な数のアミノ酸を体の中に蓄積しておくことが、なによりも大切です。

タンパク質のものなのですからね。

 細胞の中では、複雑な仕組みに基づいて核からDNAをリゾソームに運び込み、

そこで指示に従った形のタンパク質を作り出し、細胞から特殊な方法で持ち

出して命令された場所に運んでいるのです。不思議なことを、いまも体内で

やっているのかと思うと、感謝しかない。

 先日、わずかの油断で、瀬戸物の人形がそのままパタンと倒れるような

倒れ方をした私。 いろいろな場所に受けただろう細胞のダメージを、大急ぎで

修復してくれているのであろうと、感謝しているのです。