中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

タンパク質を考える(9)

 たんぱく質の発生から分化、そして死まで書いたように思うのですが、

どうでしょうか。 もちろんタンパク質がどのようにして作られるかは

書けていませんが。

 2007年か2008年頃だったと思いますが、ノーブル賞を受賞した

論文は、タンパク質はどのように作られるかだったように思います。

当時、NHKがその論文を画像的に詳しく説明したものが放送され、わたしも

録画してコピーしたはずなのですが、まだ見つかっていません。

 細胞内のリボソームでタンパク質がどのような手順で作られるのかを、どの

ように説明すればご理解いただけるかに、苦慮しています。

 何しろ細胞というのは、ほとんどが10ミクロンから20ミクロンという極く

小さいものであり、目に見えない

その小さなものの中にさまざまなものがある。

 大きな細胞では1メートルという特異なものもあるのです。脊椎の中を通り

脳と抹消組織をつないでいる。

 細胞というものの条件として、(膜で囲まれた、独立した存在であること)が

上げられる。もう一つは、自分の情報をもとに、自分のコピーを作れることです。

 例えばウイルスなどは他者(宿主)の力を借りないとコピーできないですよね。

コロナやインフルエンザのウイルスなどは、コピーして子孫を増やしたいために、

人間に憑りついてコピーしてほかの人に移すのです。

 またバクテリアは20分で一回分裂するので、一晩で何十億個にもなってしまい

ます。

 写真がいくつか見つかりました。ニュートン2009年2月号です。

この中から、数個だけ紹介してみましょう。写真は最後に入れますので、よく観察

してみてくださいね。

 細胞の中にある「リボソーム」というところでタンパク質がつくられます。

どの細胞にも細胞にも一つ、真ん中に「核」という囲まれたところがあり、

その中には遺伝子情報が詰まっています。体の中にある60兆個もの細胞に

すべて同じ細胞があるのですから不思議ですよね。

 その核の中から遺伝子情報をリゾソームに運び込み、遺伝子の指示に従って

何百というアミノ酸を組み合わせてタンパク質をつくるのです。

 突然現れた外敵(ウイルス)に対抗するためのタンパク質も、同じような

方法で作られているようです。 そのあたりが人体の不思議で、まだすべてが

解明されたわけではありません。 細胞の写真です。これが体の中に60兆ある。

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