今は情報に溢れている。
新聞を読まなくても情報は十分だと言う。
ＮＨＫのニュースを見ているという私を、孫たちは笑う。
孫が二人揃っているときの話だ。
主に何を見ているのか言う問いに、ツイートとか動画だという。
そんなのは情報とは言えないから、情報を知っている若者は少ないのかもと思う。
それでも情報は溢れている。
しかし、情報処理と言う言葉があるように､溢れるばかりの情報を、どのように処理するかがポイントなのだ。
どんなに情報を集めても、処理能力がないと情報が見えて来ない。
西欧諸国人や中国人と比べて日本人は、情報を集めることも、情報に対しての知識が浅いと言われるのも､基本的な「観察力」に欠けるからだ。
自分が住んでいる場所について400字の原稿用紙3枚に書けと言われた中学生がどれだけ書けるだろうか。
この場合、西欧諸国の人達がとは大きな隔たりがあるだろうと思う。
情報の基本を知っているか知らないかの違いである。
