中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

自衛隊が派遣されている南スーダンと私見

 日本の自衛隊が派遣されている南スーダンの現状。

 内戦状態が続くアフリカの南スーダンで飢饉が発生して10万人が
飢餓寸前に追い込まれ、人口の約40%に当たる490万人あまりが
緊急援助を必要とする状況に陥っていることが21日までに分かった。
援助が届かない地域では飢えによる死者も出始めており、さらに
100万人が飢饉に見舞われる恐れもあるという。
国連世界食糧計画WFP)は、半年以内に2億500万ドルの資金を
注入しなければ、WFPによる食糧供給も底を突くと訴えた。
南スーダンは2011年にスーダンから独立したが、3年前から続く内戦の
ために大量の難民や避難民が発生し、経済は破綻(はたん)した。
2016年7月には戦闘が激化して、かつて農業が盛んだったエクアトリア
地方も戦場となった。
 内戦・・・というが・・・言い換えれば部族間対立なのだ。
 もっとわかりやすく言うならば・・日本の戦国時代よりもまだ前の時代の
 ようなもの。
 そういう部族間対立に、西欧諸国が自国の損得を計算して加担した
 ところから、話がややこしくなっている。
 こんなことを言うと顰蹙を買いそうだが・・・西欧諸国は、植民地から
 すべてを引き上げ、いまの日本のように・・自分の国土だけにすればい。
 西欧諸国は、いまも世界のあちこちに植民地や飛び地を持っていたり、
 利権を持ったままでいる国が多い。
 かつての日本は、そんな西欧諸国の真似をしようと企んで戦争を初めて
 しまった。だから、いまも中国や朝鮮から憎まれている。憎まれるのは
 嫌だけれど、憎まれても仕方がないほどの悪行をやってきたことは
 確かなことなのだから・・。
 でも、どうしていつまでも…と、思ってしまうのは、甘いのかも。
 だが、日本が起こした第2次世界大戦は、アジア諸国の独立には大いに
 貢献していることは・・少し自慢してもいいかもしれない。
 インド、インドネシア、フイリピン、ベトナムなどなど、タイランド以外の
 アジア諸国はあの戦争によって植民国から独立国へと変化していった
 のだった。
 日本は悪いことをしたけれど・・良いこともした・・と、若い世代の人たちには
 胸を張ってもらいたい。
 話を戻そう。
 南スーダンのことだった。
 部族争いをしているような国々から、外国は全部撤退して、「どうぞご勝手に」
 と手を離せばよい。
 そうしないときりがない。
 イラクの場合などもそうだった。
 フセイン大統領という、重しがあって、なんとかバランスが取れていた国を
 アメリカが攻撃して以来、今のような混乱が続き、ISのようなものまで出てきて
 しまった。
 あの当時、外務省のある人と夜を徹して話し合ったことがある。
 彼は「ブッシュは何も知らないんだよね。だから、あんな馬鹿げた戦争を始めた
 のだよ。1000年も前のままのような国なんだから、重しがいるんだよな。
 重しを外すと、長い混乱期が来るだろうな。」と話してくれた。
 全く!!! その通りになった。
 日本は法律を新しく作ってまで、南スーダン自衛隊を派遣している。
 現在派遣されている部隊は戦闘の装備もしている。
 戦闘に巻き込まれないという保証はない。隊員が負傷したら「私は辞任します」
 と、安倍首相は明言しているが、そんな次元の問題だではなく、西欧諸国の
 利権の肩担ぎをやっていることが馬鹿らしい。