以前から何度も、ワクチンは簡単にできるものではないとの
見解を書いてきました。 従来のワクチン製造方法の工程だと
少なくとも数年間以上かかってしまいます。 そのために、
ワクチンの完成を待たずに収束してしまって決定的な最終
検査を終えるまでに至らなかったケースが多く、巨大投資が
無になってしまうことを恐れて、今回の新型コロナウイルス
のワクチンは従来の製造工程を経らずに、新型コロナウイ
ルスの持っている遺伝子を利用する方法を各国ともとって
いるようです。 その中でも最も早く完成するのではないかと
思われていた英製薬大手アストラゼネカが英オックスフォード
大と共同開発している新型コロナウイルスのワクチンを巡り、
臨床試験(治験)に参加したボランティアに深刻な副作用が
疑われる事例が発生し、米国での治験が中断していると欧米
メディアが8日、報じました。
同社日本法人の広報担当者は取材に「全世界的に中断すると
本社がコメントしている」ので、日本での治験も中断する方針を
示しました。 米国の医薬専門サイトによると、問題となっている
事例は英国での治験で起きたとみられる。症状などは不明だが、
回復の見込みということです。
治験で起きた副作用は今後検証され、研究が続行されるかどうか
が判断されるでしょうが、以前からこのようなことが予測されていたこと
でもあり、ワクチンに期待しすぎることのないようにしたいものです。
3月ごろに書いたかと思いますが、私はワクチンができたとしても、
最初の2年間は接種を受けない選択をするつもりでいます。